障害者スポーツは、特別なスポーツではありません。むしろ用具やルールを工夫することで、誰でも楽しく取り組めるようにしています。例えば、ボッチャは重度の脳性麻痺や四肢に機能障害がある人でも取り組めるように考案されたスポーツです。もちろん厳格な公式ルールがあり、パラリンピックの正式種目として選手たちは技を競います。一方で、そのルールを柔軟に変えることで、視覚障害のある人、聴覚障害のある人、車いすを利用している人、知的障害のある人、障害のない人、また子供から高齢者まで、誰でも楽しめるようになります。どうしたらみんなが楽しめるかを考えることで、好奇心と創造力が掻き立てられます。
障害者スポーツのボランティアを行うと、特有の用具やルールの工夫、選手の挑戦し続ける姿を間近に見て、感じるものが多くあります。
障害者スポーツにおいてボランティアの活躍する場は多岐に渡ります。例えば、スポーツ大会などで選手や運営のサポートを行ったり、スポーツ施設や福祉施設などで日常的に障害のある人のスポーツ活動のサポートを行ったり、様々な活躍の場があります。
スポーツ大会でのボランティアの魅力の中に、「選手のプレーや巧みな技術を目の当たりにすることができる」「選手が自分の力を出し切り最高のパフォーマンスをするためのお手伝いができる」という点があります。観客として見る時とは違って、多くの感動や興奮を得られるはずです。
また、大会に限らず障害のある人の日常的なスポーツ活動を支え、一緒に活動する中で、障害のある人がいきいき体を動かし、笑顔になる姿を見て、私たちが教えられることもたくさんあります。
サポートの方法も様々です。例えば、コーチや審判等、競技に関する知識などの専門性が必要なボランティアもありますが、用具の運搬など障害のある人がスポーツに取り組めるように支援するボランティアもあります。
あなたの希望に応じた様々なボランティア活動がここにはあります。そして、どの活動にも新しい発見がたくさんあるはずです!